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ボディー研磨について

ボディ研磨中
ガラスコーティングを施工する前の下地処理としてボディー研磨をすることは施工店にとっては当たり前の工程になります。

施工店によっては洗車キズが付いた車の画像とそれを研磨して傷が消えた画像を載せて「すごいでしょ?」ってやってるところがけっこうあるんです。(はい。私も以前はやってました。ごめんなさい)

ポリッシャー研磨を知らないユーザーにとってはたしかに「すごい」と思われるかもしれません。

でもでも、キズを消す(正確には目立たなくする)までにどれくらいの塗装を削ったかを気にして研磨している施工店は少ないような気がします。

新車については当てはまらないですが、経年車で洗車キズを消そうとしたら、場合によってはクリア層を半分以上削らないといけない場合があります。キズが深くなるとクリア層を超えてベースコートにまで達してますが・・・

仮にクリア層の塗膜が40㎛あったとしてその半分以上を削るということは20㎛以上を削ってるってことですよね?
その上に施工するガラスコーティングの膜厚は1㎛もないような被膜。

う~ん・・・(;´Д`) この事実を知らずに「わあ!すごい(*´ω`*)」ってなってるのを考えると何だか悲しくなります。

確かに納車の時にはピッカピカに輝いてて、満足度MAXなのですが、車の塗装ってよっぽど気を付けなければ洗車キズなんて簡単に入ってしまいますからねぇ。
え?ガラスコーティングを施工したからキズが付かないって言われました?

高額なガラスコーティングなのでお気持ちはお察しいたします。

でもでも、前述しましたが、ガラスコーティングの被膜は1㎛もないような薄い被膜なのです。確かにガラスコーティング膜は硬いですが、残念ながらこんなに薄い被膜にキズを防ぐような効果はほとんどありません。
本当にキズを防ぐくらいの効果があるなら私ももっとその部分を強調して宣伝してます。

で、クリア層を半分以上も削った車の塗装に新たに以前のような洗車キズが入ったらどうなると思いますか?

そう。ちょっとでも深いキズが入ったら簡単にベースコートまで達してしまうのです。

でも、もう磨けませんよ。

キズが入ったからまた磨いて消そうとしてもクリア層が残っていない状態で磨いたら一気にクリア層を剥がしてしまいます。

そうなったら再塗装しか道はありません。どうでしょうか?せっかく愛車を綺麗にしたくて施工したガラスコーティングなのに・・・悲しくなりますよね(;´Д`)

申し訳ございません。なにが言いたいかというと、ガラスコーティング施工前の研磨はやったほうがいいと私も思います。でも、クリア層を削ってしまうような研磨のしかたは後々良くないと思うんです。

私が思うに、できればクリア層の研磨は1/3程度に抑えたいなというのが本音です。多くても半分まで。なぜならば、多少の洗車キズが残ったとしても、ガラスコーティングとトップコートを重ねるような施工方法をすれば多少の洗車キズは目立たなくなるからです。そこそこ綺麗になるなら大切な塗装を削る必要ないですよね?

クリア層が残っていれば数年後、洗車キズが入ったとしてもまた少し磨ける。そしてコーティング施工により目立たなくすることができる。

結果、長い期間、美観を保つことができる。と・・・

まあ、どっちがいいかはお客様が判断することなので、私が決めることはできませんが・・・

一応、参考までにボディー研磨によりどれくらいの塗装が削られるか測定している動画があります。
よろしければご覧ください。それでは・・・
2021年12月21日 19:11