完全無機質ガラスコーティングとは?
コーティングを検討中のお客様からよく「完全無機質のガラスコーティングですか?」って聞かれます。当店の答えは「有機質を含む無機質のコーティングです」とお応えします。
インターネットでガラスコーティングのことを検索すると「完全無機質ガラスコーティング」という謳い文句を目にすることがあります。
無機質とは簡単にはガラスとか金属とか石とか燃えないものをいいますね。逆に有機質とは油とか木とかの燃えるものですね。
では、ガラスコーティングがガラス成分100%だとして、それを車のボディーに施工するイメージをしてください。どうなると思いますか?
「何だか硬くてキズから守ってくれそう」って思いませんか?
そうなっちゃいますよね(;´Д`)
でも、普段からコーティングを施工している人からすると「100%ガラスなのにどうやってボディーに定着させるの?」「どうやって撥水効果を付与するの?」とか思ってしまうんです。
そうです。100%ガラス成分(完全無機質)のガラスコーティングは単体でボディー表面に定着することはないんですよ。さらにただのガラスに水をかけたらどうなりますか?だら~っと水がくっつきませんか?
はい。だから「完全無機質ガラスコーティング」は嘘なんです。広告に騙されないでくださいよ~(;´Д`)
普通に考えると当たり前のことなんですが、コーティングの広告になると信じてしまうんですよねえ・・・
中には施工店の人が嘘とは知らずに広めてるものだから大変ですよ。
じゃあ「ガラスコーティングはガラスじゃないの?」って聞かれると「ガラスと同じ構造のところもあるしそうじゃないところもある」ってことになります。
わかりにくいので一言でいうと「ガラスをベースにした撥水膜」ってことになります。
だからガラスコーティング自体が嘘ではなく「完全無機質ガラスコーティング」が嘘ですよってことを言いたいのです。
今後、コーティングの仕組みについては書いていこうと思いますのでここでは詳しく書きません。
で、なんでこの記事を書いたかってことなんですけど、インターネット広告には正しい情報も間違った情報もどちらもあるので、選ぶ側も正しい情報をもとに施工店を選びましょうってことなのです。
だって、コーティングって高額ですからね。
2022年01月30日 12:55